どうも標です。
前回から技術改め手法と言う呼び方で進めさせて頂いてます。
溝を掘ると言うことは単純なことですが、この単純作業にどんな意味があるのか。
そして理解しているか。
そこが重要です。
溝は浅くても奥が深い(なんつって)
・・・・・
さてと、
今回はついに、
植物ではありえない手法です。
この手法は収穫前にやる最後の仕上げなのですが、
ここまで完璧に育ててきたと言うときに、
これをやるとやらないとでは、メロンのおいしさに大きく影響します。
さて、
おいしくするにはメロンの糖度を上げないとなりません。
糖度を上げるには、もちろん栄養を取らせることですが、
実を一つしか付けさせなかったり、
余計な枝を伸ばさずその分の栄養も実につぎ込み、
やれることは全てやりました。
そこからさらに糖度を上げる方法です。
なんと、
メロンを枯らします。
水を完全にやらなくなります。
葉っぱはパリパリ、茎もカチカチになります。
なんでそんなことをするのか。
それは、
枯らすことによって実の中の水分を飛ばし、
中身の糖度を上げるためです。
しかし、やりすぎも禁物で、
茎の変色が実に差し掛かってきたところで
収穫してやります。
実を枯らすわけには行きません。
これはメロンだけに言えることではなく、
他にはトマト・ミニトマトも同じ方法が取られています。
まぁ、一度枯らしてしまうと、そこから蘇らせることは出来ないので、
大量生産とは、なかなか行きませんが。
ちょっとお値段が張るようなトマトは
「これがトマト?果物みたい!」ってなるのはこういうやり方をしているからです。
Smile畑でも実験してみたら面白そうですね。
普通に収穫したトマトと、枯らしてから収穫したトマトを食べ比べる。
ミニトマトくらいなら小さい規模で簡単に出来ます。
プランターでも出来ますし。
トマトは一週間に一度の作業では済みませんので、
なかなか難しいのでは、と思います。
さて、次回は設備も含めた温度管理のお話にしようと思います。
メロンが高い理由はまだ終わりません。
次回もお楽しみに。
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