【農業の雑学】第7回目「栄養素のお話」

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どうも、標です。

そろそろSmile最新号がお手元に届く頃かと思われます。

今日はそのSmileをお使いいただいて話を進めようと思います。

お持ちでなくとも、話には参加できますので大丈夫です。


さて、お使いいただくのは、冊子型になったSmileの初号 Vol.16です。

表紙で一人のイケメンが両手を広げているあれです。

その中のネクネク農活通信にあります、「農活勉強会」と言う見出し。

その記事を使って今回は「栄養素のお話」をしようと思います。


作物を作るためには、当然肥料が必要です。

一言で「肥料」と言いましても、

種類・・・と言うか、「成分」が様々です。

肥料の最上級みたいな感じで見られている「堆肥」と言うものがありますが、

それに含まれる成分を考えると、

そればかり与えていればいいものが出来る、とは限りません。

肥料の成分の中で、最も重要な3つの成分があります。

Smileの先ほどの記事に書いてあります、「窒素、リン、カリウム」です。

農林では「チッソ、リン酸、カリ」と、合言葉のように覚えさせられました。

これを「肥料の三大要素」、または「三大栄養素」と言います。

「チッソ」は葉っぱを育て、「リン酸」は花、そしてその後に実る果実を育て、

「カリ」は根を育てます。

キャベツやレタスなどの葉菜類(葉っぱもの)はチッソを多めに、

実がなるもの全般にはリン酸を多く、

ダイコンやジャガイモなどの根菜類はカリを多く与えます。

他に、この3つはN(チッソ)P(リン酸)K(カリ)と元素記号で

書かれることがあります。

特に、化学肥料の袋にはこの形式で書かれていることが多いです。

しかも、かなり大きめに絶対書いてあります。

その書かれている大きさを見ると、この3つの重要性を感じるはずです。

この他にも多量元素として、

炭素、水素、酸素、カルシウム、マグネシウム、硫黄となっています。

これらは全て、Smileには元素記号で書かれています。

また、微量元素として、

鉄、マンガン、ホウ素、銅、亜鉛、モリブデン、塩素もあります。

これら16元素をまとめて「必須元素」と言い、

どれか一つなくなるとうまく育ちません。

用途に合わせてブレンドして畑に撒く。

市販されてるかもしれませんが、

やろうと思えば一種の作物に特化した肥料も作り出すことが出来るでしょう。

ただ言われただけの肥料を上げる、ではなく、

この肥料の成分は何が含まれているんだろうと探ってみるのも、

また違った知的な農業が見えてくるのではないでしょうか。


今回はSmileの補足みたいな感じなりましたが、栄養素のお話でした。


・・・

ようやく農業の雑学らしくなってきた気がする・・・。


?お知らせ?

6月頃お届けになるであろうSmileVol.18のコラムを

私が担当させていただくことになりました。

農業以外でお話しすることになると思いますが、

そちらの方もよろしくお願いします。

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