2011年6月アーカイブ

どうも標です。

今年から始まった農業の雑学も10回目を迎えることになりました。

今自分が一番驚いています。

次は100回目目指して頑張ります(何年後だ・・・?)


さて、今回お話しするのは、

マルチングのお話になります。

略して「マルチ」と呼ばれ、「マルチを敷く」なんて言われることが多いです。

知らない方へ簡単に説明しますと、

畑に黒いビニールが敷かれているところを見たことはありませんか?
(色はいろいろありますが。)

その施しをマルチングと言います。

「なんでそんなことするんだ?」と思われることでしょう。

マルチングにはこんな効果があります。

主な効果は、

・保温
・保湿
・雑草の抑制

の3つです。

少し説明を加えると、

ビニールがあるので外に空気が逃げず温度と湿度が保たれ、

雑草の種が風に乗ってやってきてもビニールが敷いてあるので生えません。

生えたとしても穴が空いているところだけ、と限定的です。

なので草取りが簡単です。

他に専門的な見方をすると

・肥料の流出を防止
・土の跳ね返りの防止
・団粒構造の維持

となります。

肥料は雨などにより流れ出てしまいます。

しかしビニールが敷いてあるので雨をさえぎり、

流れ出てしまうことはありません。

「土の跳ね返りの防止」は少し難しい話です。

多分、作物ならなんでもそうなんですが

雨などで土の跳ね返りが葉っぱなどに付着すると病気になる可能性があります。

地表にどんな細菌が潜んでいるか分かりません。

そこでビニールを敷いておけば、ビニールの上に土がない限り、

作物に付着することはありません。

ですから、敷いてあるだけでなく、表面もキレイにしておく必要があります。

最後に団粒構造の維持なんですが、

おそらく「そもそも団粒構造ってなんぞや」と思われることでしょう。

説明すると長くなりますし、

学校で教わりはしましたけど、あんま覚えてませんし、

理解もしていなかったと思います(笑)

スーパー講師こと伴野先生の授業で団粒構造についてお話がありましたが、

やっぱりなんか落とし込めませんでした。

とりあえず、団粒構造になっている土はいい土です。

ここでは団粒構造=いい土と言うことにしていただいて、

団粒構造の維持=いい土の維持と言うことにしておいて下さい。

また後ほど勉強しなおしてご説明しようと思います。


ちょっと脱線してしまいましたが、

マルチングを行うことによってこれらの効果があります。

また、先ほどからビニールでのマルチングの話をしていませんが、

ワラを敷くのもマルチングです。

ワラのメリットとしては、

ビニールは使用後ゴミになりますし破けた破片は土には返りませんから、

使用後の処理をしっかりしないと自然にも畑にも良くありません。

しかしワラであれば天然のものなので自然にやさしいです。

また、ワラは簡易的なマルチングに使われることもあります。

ビニールはお金もかかりますしね。

マルチングにもマルチな選択を(なんつって)。


・・・・

 

前回は、農業の雑学で初の校閲をお願いしたため、

公開に時間がかかってしまいました。

そして今回、手短になってしまいますが、

野菜の保存方法についてです。

買ってきた野菜、あるいは頂いた野菜、果物もそうですが、

冷蔵保存すればいいのか、常温保存すればいいのか。

分からないときはありませんでしょうか。

常温保存のものを冷蔵保存すると逆に痛んでしまったりするので、

なんでもかんでも野菜室(冷蔵)に突っ込んで置けばいいと言うのも

考えものです。

それを解明するために、実はある場所に行くと、

その野菜が冷蔵保存なのか常温保存なのかがすぐに分かります。

しかもいたって簡単に、です。

どこだと思いますか?

―ヒント―


・すごく身近な場所です。


・行く人は毎日行くでしょう。


・生きるためや生活するためにほとんどの人が訪れる場所です。


ここまで言うと、そろそろ気付いた方もおられるでしょう。

そう、答えはスーパーマーケットです。

青果コーナーに行けば分かる、と言うわけです。

冷気などで冷やしている野菜は冷蔵。

通路の真ん中でカゴ売りしているような野菜は常温保存です。

購入するときにどういう環境で野菜が陳列されているかを覚えておけば、

自宅での保存方法に困ることもないわけです。

ただ、皮を剥くなど手を加えたものは、

冷蔵する必要がありますけどね。