【農業の雑学】第11回目「害虫と農薬」その1

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どうも標です。

Smileはお手元に届きましたでしょうか。

今回、コラムを書かせてもらいましたが、

妙なものを載せてしまった気がして若干後悔してます(笑)


さて今回なんですが、

また長編を始めようかと思います。

題して「害虫と農薬」です。


ところで、

この二つの言葉に皆さんはどんなイメージでいらっしゃいますか?

害虫は葉っぱを食べる悪い虫。
農薬はそう言った虫を殺す薬剤。

これらは私のイメージですが、皆さんもこんな感じだと思います。

これから始まる長編は、

害虫と農薬のことをかなーーり広く見ています。

「害虫って葉っぱとか作物を食べる虫だけじゃないんだよ」
「農薬って害虫を殺すだけじゃないんだよ」

と、言うことが最後にはきっと言えるようになります。

害虫等を理解した上で農薬を理解してもらいたいので、

農薬のお話は最後に方になっています。

予想では、年が越せるくらいの長編になると思いますが、

よろしくお願いします。


と言うことでさっそく

「害虫と農薬」その1をこのまま始めます。


1.作物をとりまく生物

作物、つまり畑にはいろんな生物がいます。

それは目に見えるもの見えないものと様々です。

畑と言うものは害虫にして見たら餌が密集している地帯になるので、

その作物を食べる虫やダニ、センチュウ(線虫:寄生虫の一種)等が

繁殖しやすいですが、

この畑にも弱肉強食の関係(つまり食物連鎖)

が成り立っています。

例えば、

田んぼではイネが栽培されそのイネを害する

ツマグロヨコバイやイネドロオイムシ(イネクビホソハムシの幼虫)

などの害虫が繁殖しますが、

一方でそれらを餌をするクモやカエルも生息しています。

これらの小動物は、害虫駆除の効率から言いますと、

それほど高くありませんが、

害虫の密度がある一定以上にならないように抑える

はたらきがあります。

また害虫の他にも、作物に影響を与えない、

トビムシ、ユスリカ、ミズカマキリ、ミジンコなどの小動物もいます。

畑にいる虫=それが害虫、と言うわけではありません。

さらに、全ての虫がこの弱肉強食に参加しているわけではありません。

(続く)

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